虫の知らせ

#211 / 屈斜路湖 龍の祠

屈斜路湖 龍の祠

住所
川上郡川上郡弟子屈町屈斜路 温泉
緯度、経度
43.588799, 144.271903
※あくまで目安であり正確な情報ではない場合がありますのでご注意ください
由来

調査中

参考資料・情報など
現地確認状況
2019/05/02 確認済
その他

清里町 龍神神社の後で斜里で一泊してそこからの屈斜路湖。道東の道は信号は皆無に等しい。 車の数も多くないので、ボロボロのレンタカーでのんびり車を走らせる。遠征最終日で次に道東に来る日程は未定。 なるべく風景を目に焼き付けようと努力する。時間はいつも流れていく。 途中、硫黄山の山肌とそこから立ち上がる煙が見えてきて看板に沿って予定を変更して立ち寄った。 早朝にも関わらず観光客も多かったが、それでも目の前で水蒸気をもうもうと上げるその姿を目にすると素直に大地の営みの勇ましさに感動する。 駐車場係の方は、目を輝かせている観光客らとは対照的に次々と入ってくる車を冷静にさばき続けていた。

斜里から一時間ほどで屈斜路湖に到着する。プリンスホテル傍というのはわかっていたが、詳しい場所は分からなかったのでホテルのそばのやぶをうろうろと調べてみる。 おおよそ検討つけていた場所に小道が見つかる。湖を正面に見て向かって左のやぶの奥にそれはある。 戻る際にわかったが、下の写真にあるようにホテル側から行くよりも、国道をホテルを背に進み、ゲートがある傍から下に下っていくことができる小道があったので、そちらから行くほうが近くて良いだろう。 ホテルから湖を正面に左手の小道を進むとつくが、国道には駐車場もちょうど近くにありアクセスしやすい。

ホテル側から小道を抜けて数分で祠まで着くことができる。 入り口の案内以外は何もないが、歩く人が多いのだろう道がしっかりとついていて迷うことはない。 少しだけ森を歩いて湖側に抜けるとあっけないほど簡単に祠にたどり着く。 釣り人が数人、腰まで湖に使って竿をふっている。 風もなくまだ虫も少なく穏やかな空気。 辺りの雰囲気としては、噂を聞いて訪れる人が少なくない感じがするし、供えられているものを見てもまだ新しく、こういった信仰に興味がある方などに人気がある場所であることがわかる。 祠と龍の姿を掘った30センチほどの高さの石像が並んで立っている。その脇には何かあった痕跡はあるが今は土台を残すのみである。 石像には無数の小銭が重ねられている。 そしてその背後に2頭の龍に見える木が立っている。確かに調べていた通り、それは龍に見える。初めてそれを見た人は誰なのだろうか。 いつからこれが信仰の対象になったのか今のところ全く手がかりがない。 木の大きさや土台のつくりや祠の雰囲気から察するに昭和に入ってからのようにも思える。 札幌に戻ってから弟子屈町史の中を探してみたが、やはりこの祠の事については何も触れられていなかった。 もしご存じの方がいらっしゃいましたら一報ください。

祠に手を合わせて中を覗かせてもらう。お賽銭箱があり、 正面には不動明王の石像を中央にして、向かって左には出雲大社と、日光山のお札がある。 その足元にはさび付いている鉄でできた剣が7本ほどおいてある。 不動明王の右手には龍の顔が二つ掘ってある石像がある。こちらは新しい。 この場所の龍の姿を石像にしたように思われる。 そして祠の中にはお供え物として、缶詰や缶ジュース、カップのお酒、お菓子などがたくさん供えられている。 もっと踏み込んで祠の中を調べることも可能だが、それ以上に祠の中を執拗に調査することは自分の目的が調査ではなく、場に立つことであることから控えるようにしている。 知ることとはどういうことなのか、正直このあたりの振る舞いはいつも迷う。

裏側に回ったりと周囲を歩いてひとしきり場所を眺め終わって場を離れた。妙に人の雰囲気が近い場所だった。 なんというか、神聖さよりも街中の神社にいたような雰囲気が近い。それは多くの人がこの場所に足を踏み入れているからなのか、 自分のその時の感覚が街の名残を引きづっていたからなのかは分からない。 少なくとも龍に見える木の根の造形は人を惹きつける魅力があることだけは間違いない。 この場所に来られてよかった。

次に向かうのは帰りのバスの時間を考えて最後になるであろう 阿寒湖 白龍神社 龍の祠と関連する阿寒湖 ヤイタイ島 龍神様の神社だ。 車で峠道を登ったり下ったりしながら阿寒湖にたどり着いた。山奥の秘境にたどり着いたような感覚だった。

(2019/5/31)

更新履歴
2019/05/31 その他追記、写真掲載
2017/10/01 記載
2019/05/02
2019/05/02
2019/05/02
2019/05/02
2019/05/02
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