納沙布にあった工場の帳場が信仰深く、現神社南南東200mの海岸、通称「建岩」の頂上に「龍神」を祀っていた
調査中
根室市 アンコロの中の蛇として車石で海を眺めた後で、根室の街を通過して先端を目指す。 前を走る車、すれ違う車はすべて納沙布岬が目当てのように感じてしまう。 岬の風は強い。納沙布岬は観光地、稚内の宗谷岬に似ているような、先端観光地の雰囲気がする。 観光客の人々がやっていることもほぼ変わらず、ライダーや家族ずれや外国人らが、スマホやらデジカメやらで自撮りしたり、碑を撮影したり一様に楽しそうである。 皆一様に近くに見える北方領土の近さに驚きながらも、この場所の意味の表層を頼りにうろうろとしている。 長く車に乗ってドライブしているからだろう、強風の中ながらも体を動かすことの喜びが垣間見える。 道東旅行は半分以上、長い距離の移動に占められてしまう。信号もないまっすぐな道をひたすら進むのは、 風景に楽しみを見出せない人にとってはたいくつなことなのかもしれない。
納沙布岬もほどほどに、裏手にある金毘羅神社を探す。裏手にすぐに見える。その奥には「望郷の塔」がそびえ立っている。 「望郷の塔」は後から名前を知ったが、その姿と名前にはギャップを感じつつ、目的はその名前ですぐに理解できる。 「返せ 北方領土」の碑がある。このフレーズは、小学生のころその強い命令形に怖さを覚えた記憶が蘇ってきた。 うろうろとしていると、自分の姿を見て他の観光客も興味を持ったのか近づいてくる。 人が見ているものは何かがあると考えてしまうのが人の性。 近寄って神社をひとしきり眺めて去っていく。 納沙布岬では人が交互に写真を撮ったり海を眺めているのが見える。
根室 金刀比羅神社ウェブサイト(https://www.nemuro-kotohira.com/根室の神社/)の根室の神社によると御祭神は金刀比羅大神・龍王神とある。 ネットでも由来は散見されるので裏を取らねばならない。
納沙布岬に訪れる観光客をしり目に、別海町に向けて車を走らせた。 別海町竜神岬 / 竜神太鼓には車で寄ったものの時間的にゆっくりしてはいられなかったのでそのまま車から降りることなく、 尾岱沼の竜神神社(野付神社)に向かった。もともと神社があった野付半島の竜神岬を目指して夕暮れ迫る道を急いだ。
自宅に帰ってきてから根室金刀比羅神社 由緒 - 根室 金刀比羅神社ウェブサイトをみると(https://www.nemuro-kotohira.com/御祭神-由緒/)藤野の文字があるのを見つけた。
天保03年 藤野家にて奉祀 漁場請負人藤野家が神社護持に当たる関係あるのだろうか。
天保09年 社殿新築 藤野家の資を以って、社殿を新築
安政02年 石灯籠奉納 藤野家より奉納(境内最古の建造物)
なんとこちらの神社では、北方領土の島々にあった神社のご神体を預かっているというではないか。 https://www.nemuro-kotohira.com/北方領土の神社/
多楽島 大海竜王神社 不定
またいつか行ける日があるだろうか。