虫の知らせ

#124 / 乙部町 長徳寺の八龍大王

乙部町 長徳寺の八龍大王

住所
爾志郡乙部町元町310
緯度、経度
41.967870, 140.134859
※あくまで目安であり正確な情報ではない場合がありますのでご注意ください
由来

八十七話 講(宗教)


金比羅講

乙部町字元町の曹洞宗長徳寺で行っているもので、毎年一月十日すけそう漁の仕事を早く切り上げて開いている。その年によって時化のためすけそう操業が出来ない時もあるが、厳寒の中早朝から連日の操業なので漁民にとって一つの息抜きの場ともなっている。

金比羅さまはインドから渡ってきたもので海の神様として八大龍王神を祀る。神さまがどうして仏教の長徳寺で祀られるようになったかは記録がない。長徳寺の創立は延享二年(一七四五)であるが、明治二年(一七六五)に至って八幡坂下より現在地へ堂宇を移転したさいに、檀家信徒が寄進したものとされている。

壇家だった元町の石塚さん宅に祀ってあったものだが、在家にあってはもったいないことといって総代役員が出向いて当寺に安置したもの。漁民の身を守り、海上安全、大漁祈願をしている。

明治時代に入ってニシン漁が盛んだった頃はおみくじを取って漁模様を占った。

この頃「神仏混合はダメ」というおふれが出されたが、役人があやしんで調査にきた時、当寺八代目夏目大賢僧が「人形がほしいのか、もってゆけ」と言ったら一言も言わずに役人が帰ってしまったというエピソードが残っている。現在でも太鼓に合わせて大般若六百巻の一部理趣分経を読み、海上安全、大漁祈願を祈り、二百四十年の伝統を守っている。

葉梨孝幸「おとべ百話 民話・伝説・史話」1999 乙部町史研究室
参考資料・情報など
おとべ百話 民話・伝説・史話
葉梨孝幸「おとべ百話 民話・伝説・史話」1999 乙部町史研究室
現地確認状況
未確認
その他
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更新履歴
2016/10/01 記載
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