絡み合った蛇を見て、山を鎮めるために建立した燈籠がある
札幌硬石会社の裏手、小高い丘に七基の碑、うち一基は燈籠と、碑門一対がある。これは硬石山の所々に建立されていたものをここに集めたもので、建立の由来はおおよそ推測できる。碑門には「奉納 明治三十七年五月十七日」と一対にそれぞれ刻まれている。碑門は最初の碑に共碑したものではない。これらの碑にはそれぞれの思いがあったのだろうと推測する。
(中略)
六 燈籠
佐藤新治建立 昭和九年建立
解説 高田産業事務所の位置に建立した。佐藤信治(原文ママ)は佐藤治衛門の末えい。ヘビが二〇匹ほどからみ合っているのをみて、何かの異変の前触れでないかと、山鎮めのため建立した。