鷹栖町の龍神沼と沼神社
調査中
偶然Webで見つけていた沼に、斜里の帰りに立ち寄った。夕方鷹栖町について、パレットキャンプ場で一泊。とても良いキャンプ場で今まで泊まった中ではダントツの環境だった。 二度寝してしまい、朝ごはんなどをゆっくり食べて9時ぐらいに出発。 あまり早いと熊に会うのも嫌なので、ちょうどよかったかもしれない。 ナビに従って車を走らせるが、いまいちルートがよくなかった気がする。 メーカー純正のナビはいつも信用ならない、と思っている。 自力で行けといわれても簡単にいけるものではないくせに、便利さにあぐらをかいている。
砂利道を通ったりしながら、無事に近くまで車で向かうことができた。農道の脇に車を止める。 初めての場所は距離感が掴みづらい。古い熊のフンも確認し、一応熊ふえをふきながら、沼までの残りの廃道をゆっくりと進む。 アゲハ蝶が先導してくれて、緊張が解れる。なんかきっと大丈夫。 数百メートルほどで神社の屋根が見え、わずかに残る踏み跡を登って沼につく。 濁りのある沼の脇に赤い屋根の神社があった。
その脇の二股の大木の股のところに鏡が配置してあり、その奥には蛇紋石が配置してある。 石碑には昭和46年の文字があり、意外と新しいものなのだとわかる。
石碑の文字を書き写してみよう。
「昭和四十六年五月十日建立
建立者赤平不動教会
教会長千葉まさを
外信者一同」
立てかけてある、元は鳥居に取り付けられていたらしき看板にはうっすら「鷹栖沼神社」の文字も読み取ることができる。
社には鍵がかけられておらず、扉をそっと開ける。 不動明王像がある。右奥には石があり、その壁には「龍神様のご神体にお酒をかけないでください。赤平茂尻教会」 奥に御神体のようなものがある。 静かに佇むその場所はそのままそっとあり続けてほしい。 こうしてWebに載せることの良し悪しはあるが、人が訪れ、大事にされるきっかけになれば幸い。
関係があるのかわからないが、京都にも鷹栖町という地名があることを知った。