実行教大宮教会の竜神の石
調査中
有珠にある大臼山神社に記念碑を撮影するために出向く。 近くにバチラー碑があり、祖父の眠るお寺もある。 小さいころ、白鳥を見に何度も立ち寄った湾の向かいにある境内を掃除している男性と挨拶する。多分神主さんだったのだろうが、確認を怠った(以後神主さんと呼ぶ)。 大臼山神社の場所を後から確認し、確信した。 有珠開村記念碑は大きく立派にそびえている。
社の奥に石割のしなの木があることを教えてくれる。 社の左手、山神尊の奥、を歩くと立派にそびえるしなの木を見ることができる。 善光寺の石割桜よりも迫力があるように思える。
碑の撮影も終え、神主さんとお礼がてら会話を交わす。有珠の龍神信仰について聞いてみる。 国道わきの協会に龍神の石があり、それ以外も漁師さんなどの家庭の庭などに祠などがあり、今でもお願いされて出向くことがあるという。 これから神主さんは出かけるので不在で、教会で話を聞ける人はいないが、石を見ることはできるというので車で向かってみる。
いくつか石があってどれが龍神の石なのか分からないだろうとのことだったが、確かにいくつもの石がコンクリートの台に並べてあって、 文字が彫られていない石はどれがどれなのか分からない。どれも信仰の対象となるような雰囲気は見取ることができる。 駐車場のすぐわきに、生垣をはさんでそれらはあり、駐車場に止めた車から信者さんが協会に入っていく雰囲気を感じる。 教会の中から話す信者さんたちの声も聞こえる。
石はもともと教会と龍神信仰は関係があったわけではないが、 扱いに困った信者さんによって持ち込まれたものらであるという。 この日は最も暑かった夏の日で、汗がにじみ出る。 何枚か写真を写してその場を去った。 (2020/8/28)